アップルのiPhone5を分解してみるとiPhone5のA6チップ(CPU)は携帯技術では競合のサムスンにより製造されている事がわかるようです。
半導体の製造は特殊なもので、それを見れば指紋のようにどこで作られたかわかるようで、今回のA6チップはサムソンによるA4とA5チップに極めて似ているようです。法廷闘争もありますが、ビジネスはビジネスという事のようですね。製造はサムソンですが、アップルが設計しているようです。
iPhonesとiPadsのA4とA5プロセッサーはARMのもの、ライセンス料を払わず自社でカスタム化出来るのはアップルにとって大きな一歩のようです。
また、他のパーツのサプライヤーに関しては「iSuppli」が実際に分解した結果を発表しています。
発表によると、iPhone4Sのサプライヤーであったサムスン、クアルコム、村田製作所、Dialog Semiconductor、Texas Instruments、STMicroelectronics、Cirrus Logic、ジャパンディスプレイなどが、iPhone5でも引き続きサプライヤーとなっているようです。
iPhone5からの新たなサプライヤーとして、サンディスク、エルピーダメモリ、ソニーなどが加わったようです。
以下、目立ったサプライヤーの変更など。
NAND型フラッシュメモリー : サムスン → サンディスク (※ただし、東芝、韓SKハイニックス、韓サムスンも可能性あり)
SDRAM : サムスン、SKハイニックス → エルピーダメモリ、サムスン、SKハイニックス
バッテリー : Amperex Technology → ソニー
ディスプレイ : ジャパンディスプレイ、LG、(シャープ?)