クックCEOがジョブスについて語る 「1秒もしないうちに考えが変わる人だった」

eapp 2012年12月17日 0


ブルームバーグ・ビジネスウィーク誌にアップルのクックCEOのインタビューが掲載されており、彼はアップル共同創業者のスティーブ・ジョブスが昨年8月に引退する前に、クックに次のCEOにならないかと話した時の会話について語っています。

ジョブスが「自分ならどうしただろうかとは考えるな」と言った時の話を聞かれ、クックは「去年の夏のある週末、ジョブスから電話がかかってきて話したいと言うので、いつかと聞くと、ジョブスの典型的なスタイルだが、『今だ』と言われ、彼の家に行った」とその時の事を話しています。

「その時のことは今でも覚えている。ジョブスは『アップルでは今までCEOレベルでは健全な移譲が行われたことは無かった。我々の会社は素晴らしいことを成し遂げてきたが、このことについては決してうまくいかなかった。最後の人間がいつもクビになり、新しい誰かがやって来た』と言い、さらに続け『今回はプロとしてCEOの引継ぎを行いたいんだ。決めたよ、きみを取締役会にCEOとして推薦する。そして私が取締役会議長になる』」

クックは、それ以前にもジョブスと後継者としての話しをしたことがあるが、この時はそのタイミングから驚いたと語っています。彼はジョブスの病状が良くなっているように思い、ジョブスもそのように感じていると思ったのでジョブスに「本当ですか?」と聞くと、「ああ」と答えるので「本当にですか?」と繰り返すと、「もう二度と聞くな」と言われたそうです。

しかしその時もまだクックは、移譲がそんなに速く行われるとは思っていなかったので、ジョブスが議長、クックがCEOとしての経営が長期間行われるのだろうと思い、その経営スタイルがどうなるか考え、ジョブスが議長として経営に関与することについて聞いてみたと言っています。ジョブスは「はっきりとしておきたい。ウォルト・ディズニーが亡くなった時、何が起こったかを見てきた。ビジネスは停滞し、人々は打ち合わせで人に、ウォルトならどうしたかと相談するばかりだった」と語ったそうです。

ジョブスはさらに続け「君に私ならどうしたか考えてくれと頼んだことは無い。ただ正しいことをやればいいんだ」と明快に語り、クックはこれが彼のとてつもない重荷を軽減してくれたと語っています。

TimCook

クックは続けます。「彼は亡くなる時期が近づくにつれ、その言葉を何度も繰り返した。彼はそれが重荷を減らすことになるのを知っていたのだと思う。アップルが過去の重荷に囚われないようにとの彼流の方法だったのだと思う」

「今までで会った人間の誰よりも、彼は考えをすぐに変えてしまう能力があった。ある方向に夢中になっていたかと思うと、突然一秒も立たないうちに異なる考えを持っていた」クックは語っています。「最初の頃、異常だと思っていた。でもそれは才能だとわかったんだ。たくさんの人、特にCEOや経営陣は古い考えに縛られ、今や間違いとなってしまっていることを認めようとしたがらない。」当初はアップルが自慢していたマップアプリについて、品質の悪さから謝罪したことを思わせるようなコメントです。

「スティーブの最も素晴らしい点は自分の考えを変える勇気を持っていた事だと思う。そしてそれこそが才能だったんだ」
クックは最近、メディアへのインタビューに応じる機会が増えています。他のインタビューで彼は「スティーブを愛していた。彼がいなくて本当に寂しい」と語っています。

参照元:Macworld


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